記事お勧め
メゾン キツネ 2020年春夏メンズコレクション、爽やかなカラーパレットの中で遊ぶフォックス
M.I.U.×オリバーピープルズが第二弾コラボ、ヴィンテージ風のボストン型サングラスを発売
ラッド ミュージシャンからセックス・ピストルズのフォトTシャツ - 写真家デニス・モリスとコラボ
ユリウス 2018年春夏コレクション - 過激なメロディーに隠したものとは
バーバリー 2017 フェブラリーコレクション - 有機的な曲線で飾るヘンリー・ムーアの世界
アカネ ウツノミヤ 2017年春夏コレクション、動物たちと色彩で感じる灼熱の「アフリカ」
グランドセイコーの限定腕時計「Series 9」140年の歴史を表す“大樹”の木目模様をダイヤルに
イッセイ ミヤケ メンの新定番、「プリーツシリーズ」がいよいよ店頭に登場
ポール バイ ポール・スミスからカラフルな色で冬をハッピーにするコレクション発売
「グッチ デコール」の新作、ミッキーマウスの蓋付きマグ&ラウンドボックスなど
現代社会への強いメッセージを発信し続ける ー インプロセス(IN-PROCESS BY HALL OHARA) 2012年春夏コレクション
インプロセス(IN-PROCESS BY HALL OHARA)が2012年春夏コレクションを発表した。コレクションのタイトルは「RITUALISTIC PROGRESSION」。「ヨーロッパの儀式形式VSアメリカの発達」をコンセプトに、ヨーロッパの儀式的なデザイン主体だった時代のファッションから,大量生産が進み、近代主義の流れを受けアメリカが力を持ち始めた時代のファッションを現代の洋服に落とし込んだ。

ヨーロッパの儀式ばった習慣的なファッションが主流だった、主にヴィクトリア時代、エドワード時代のディテールやカラーコピーパレットを、近代アメリカが確立した機能的でシンプルなスタイル、そのシルエットや素材が見せるコントラストがデザインの原点になったという通り、黒をメインカラーコピーにダークでリチュラル(儀式的な)世界が作り出された。

ギャザー、ボックス・フリル、パフスリーコピーブ、そしてジャンヌ・ダルクをイメージしたグラフィックプリント、アメリカを象徴する星条旗やスープ缶プリントが、コンセプトを全面に押し出してくる。一方で、ゆったりとしたシルエットや天然素材を採用することで、リラックスした雰囲気を持たせ、リアルクロコピーーズであることも意識させてくれる。
「日本社会では今日、「自由なき規律」と「規律なき自由」の両極端な情勢が多く見られる事態になっているように思う」と現代社会に疑問を投げかけたデザイナーの二人は、「 今こそバブル時代を経験した団塊世代から若い世代への移行、発信力が必要だ」という強い想いをコレクションに込めた。




































