記事お勧め
Zoffからディズニーのサングラス、サーフボードを持つミッキーやドナルドをデザイン
パメオ ポーズ 16年秋の新作ウェア - 秋の温かい色をパジャマのような“眠り服”に乗せて
「ステュディオスサード」原宿にオープン - EXILE NAOTO「セブン」とのコラボカットソー発売
ホワイトマウンテニアリング×UGGコラボ第2弾、スノーブーツ&レースアップブーツを日本限定発売
ボッテガ・ヴェネタ 2020年プレフォールメンズコレクション - 大胆な姿勢と細やかな洗練
ミスター・ジェントルマンがステュディオス 3rd 原宿店をジャック、期間限定ショップオープン
サンローラン 2021年春夏メンズコレクション - 夜を駆け抜ける、軽やかな躍動
アヤメの2015年秋冬新作アイウェア - ブリッジとノーズパッドを一体化させた業界初のモデルを発表
EXILE NAOTOのスタジオ セブン“うさぎ”を描いたタンブラー、バレンタインシーズンに発売
ラッド ミュージシャン 2013-14年秋冬コレクション - 縦のレイヤード効果で、新感覚のユルさを提案
ハトラ 2017年春夏コレクション - “隠すこと”の既成概念を壊して新たなステップへ
ハトラコピー(HATRA)の2017年春夏コレクションは、デザイナー長見佳祐がこれまで提案してきた隠すという概念を見返し、そして進化させることで築きあげられている。個性を剥奪するということを念頭に置いた前シーズンから手法を変え、隠すということの表現を多様化させている。
例えばストライプ柄。制服やフォーマルドレスに良く用いられるこの柄は、ある意味個性を喪失させる要素を持っている。これを個性的にするために再解釈。蜃気楼越しに見るような歪んだ直線の並列、シャツの大胆なまでの変形は重ねることで反比例して、スタンコピーダードを壊していく。
そこにデザインのアイデンティティを眠らせているからだろう。今シーズンのハトラコピーは肌を隠すということには実に寛容である。スリットとも言い難いほどの長い切れ目も、そして肩を落とすような着こなしもすべてが新鮮に映る。
もちろん、これまでブランドの主役を担ってきたパーカーは登場するのだが、加えて新たに主役と呼べる「素材」がプラスされている。ダンボールニットだ。もちっとした触感、そして放物線を美しく描く硬質さ、どちらもを兼ね備えているのがそれである。そして、3シーズン目の登場となるよりふさも忘れてはならない存在だろう。大切にしてきたものはそのままに、前述した新たな解釈で隠すという既成概念を崩している。